造形カリキュラム


  • 手も顔も服も全身泥だらけにしながら渾身の泥団子を作っています。
  • 色水遊びでジュース屋さんごっこ。「すみませーん。ジュースください!」「はい。まいど!」
  • 寒天あそびごっこ。スプーンですくったり、手で持ったり色もカラフルです。
  • 手で触ると不思議な感触にもう夢中です。
  • ご馳走作りに本日の厳選素材は寒天です。

【Ⅰ】造形カリキュラムの基本的な考え

6.まとめにかえて ~混色が基本~

 子どもが夢中になって遊ぶ素材は、水、砂、土です。これを基本素材と呼ぶことにします。この基本素材を使って戸外で思い切り遊ぶことができた時代は遠ざかってしまいました。そのこともとても問題なのですが、それはさておき、これら基本素材を使った遊びが、文化として人の生活世界に持ち込まれるとき、そこに粘土と絵の具が生まれました。自然を写し取る素材です。粘土はどのようにも形を変えることができます。絵の具は無限に色を作り出すことができます。そこに自分が表現されるのです。一つとして同じ形にはならない、一つとして同じ色にはならない、そこに一人ひとりが見えてきます。ですから「自分の色を作って塗ろう。自分のお話を作って描こう」これが基本であり、合い言葉です。