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【Ⅰ】造形カリキュラムの基本的な考え4.子どもの造形活動にみえるいくつかの節目(2)命名の出現なぐり描き(スクリブル)ははじめ、ひじを支点にした車のワイパーのような往復運動ですが、肩を支点にできるようになることでひじが円を描くようになり、スクリブルも円運動に変化します。いわゆるグルグル描きです。グルグル描きが落ち着いてくると丸いものや一重円を描くことができるようになりますが、この頃になると、自分の描いた丸いものや円を指差し、「これお母さん」や「これハンバーグ」などと命名するようになります。この命名によって子どもは意図的な描画への門を開くのです。この時期の子どもたちに大切なことはそれ以前と変わりません。もういいとうまで存分に楽しませてあげたいものです。 |