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【Ⅰ】造形カリキュラムの基本的な考え2.造形活動とは何か(3)自然との関連において保育環境は概ね、戸外と室内に大別できます。戸外といっても外国や宇宙だって室内ではないという意味において戸外ですが、岩屋こども園アカンパニであれば、岩屋神社の鎮守の森の範囲といったところが、造形活動を取り上げるうえでの戸外です。 ひとまずは戸外をそのように仮定して、造形活動とは、戸外の自然を室内の文化に表現する行為といえます。外なる自然を内なる文化に写し取るといってもよいでしょう。そのように考えると、着物の模様や焼き物の絵柄、扇面、襖絵、掛け軸などは、その大半が花鳥風月をテーマに描かれていることを思いだします。子どもたちの造形活動も基本的にはおなじです。内と外、自然と文化。この対比を保育者も忘れてはなりません。 |