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【Ⅱ】音楽カリキュラム作成のために1.表出される音楽について心に留めておきたいこと(1)音楽は大人との関わりの中で育ってゆく幼い子どもたちが、保護者や保育者から歌い聞かせてもらう悦びを享受することは何より大切にされなければなりませんが、それはやがて子どもたちの中に、大人をまねて歌ってみたい、踊ってみたいという欲求を生みだしてゆきます。音は目に見えませんが、音楽に合わせて体を動かすと、音は目に見えるようになります。ですから、保育の場で子どもたちと音楽活動を楽しむときには、手遊びや遊戯の前提となるような、体を揺らす、手をたたく、首を振る、足をぶらぶらさせる、歩くといった身体動作が伴われて歌われることが必要でしょう。というよりも、リズムが拍動によって生みだされることを想いだせば、それは当然のことなのです。 |